山梨へ行ってきました。①

山梨へ行ってきました。

【ドメーヌヒデ】
アマローネになる葡萄の選果を行いました。2カ月前に収穫したというマスカットベーリーA、あんぽ柿を干す為の小屋を近所の農家さんから借りて、2カ月間扇風機にあてられながら、干し葡萄のようにして水分を飛ばしながら完熟させます。

ヒデさんはなるべく自然な造りのワインを手掛けている為、この葡萄の傷んだ粒を取り除く事が選果となります。もし酸化防止剤を添加すれば、葡萄が腐るのも減らすことができ、ワインの醸造量も増えますが、ヒデさんはそれを良しとしません。選果によって1/3以上の葡萄の実が捨てられてしまうのですが、あくまで自然のまま。良いものを造るというこだわりでこの作業を行っています。

ツアー参加者全員で選果作業にとりかかりました。房から落ちてしまった葡萄の実は結局腐ってしまうので捨てます。ヒデさんから特別に許可をいただいて、落ちてしまった葡萄の粒、貴腐菌が付いた粒の味見をしてみます。

2カ月前に収穫したというのにまだフレッシュ感のある粒。乾燥して貴腐菌も付着し始めて何とも言えない奥行きのある甘味のある粒。腐りかけてて酸っぱくなっている粒など色々と味見をさせてもらいました。参加した15名でもくもくと選果すること約1時間。ようやく一つのテーブルの選果が終わりました。テーブルは全部で4台。これをヒデさんは普段は数名のスタッフと共にやられているそうです…。気の遠くなる作業。アマローネって安くないワインですが、こうしてできる工程を体験するとその理由が分かります。

続く…







コメント

人気の投稿