【イベントレポ】日本酒とランマスさんのチーズ

「フランス人利酒師による日本酒とチーズのマリアージュ」
チーズで参加してくれた三宿の「ランマス」さんからは3種類のチーズが。

①ブリー・ド・モー・ア・ラ・トリュフ
菊泉の純米酒無濾過生原酒と共に。本来はチーズがもう少し熟成すればブリーとトリュフの部分が一体化して、より馴染んだ味わいになるとの事。トリュフインチーズなんて、なんて贅沢な!トリュフの食感と少しとろっとしたブリーが絶妙。個人的には夏田冬蔵の純米大吟醸亀の尾との相性も良いなーと思いました。

②コンテ18カ月熟成
こんな美味いコンテ初めて食べた!は言い過ぎか?ビックリするほど美味しいコンテでした。噛んだ瞬間に熟成感と複雑味の味わいが口内にじゅわっと拡がります。皮も薄くてそのまま食べられます。チーズの皮は人の皮と同じで、例えば人のかかとが固くなるのは体重を受け止めていて、外部との接地面だから。チーズの場合は熟成期間中にきちんとケアをしてあげる事で、皮も薄く仕上げる事ができるそう。手間暇かけて造られたフランス最高職人(M.O.F.)によるコンテは絶品でした。夏田冬蔵の純米大吟醸亀の尾とも菊泉の無濾過生原酒とも。

③フルム・ダンベール(ブルーチーズ)
昔苦手だった青かびチーズ。その分、嫌なところは敏感に感じ取れると自負していますが、今回のは本当やばかった。塩味もほどよく、青かびのえぐみはほとんど感じられず。もしかしたら本当のブルーチーズ好きには物足りないのかもしれないけど、ブルーチーズらしさは全く失われずに、しかも食べやすく美味いな~と。参加者の一人は初めてブルーチーズが美味しく食べられた。と絶賛されている方もいらっしゃいました。メロンみたいな香りがする亀泉CEL-24との相性は文句なし!

もちろんオリヴィエのお酒のセレクトや解説も最高でした。ご当地埼玉のお酒ということで、深谷市の菊泉の純米酒無濾過生原酒。唯一の無濾過生原酒は生酒らしく溌溂としていながらも、お米の味わいが存分に感じられる純米酒。秋田の限定流通酒の夏田冬蔵は絶品で、気に入って買って帰ってくれる人も。また亀泉CEL-24は日本酒が苦手な方も唸らせる、これが日本酒?!というような味わい。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸とそれぞれセレクトしたのは偶然か狙っているのかは分かりませんが、フランス人という視点から、色んな人が楽しめるお酒を先入観なくセレクトしてくれました。

最高に美味しいイベントでしたが、残念なのは参加者が少なかったこと。これは僕のせい。都内で同様のイベントをやったらすぐに定員いっぱいになっちゃうはず。今回一緒にイベントを開催してくれたオリヴィエとランマスの富山さんには申し訳ないな、と。でもまたやりたい!次回はもっと頑張ります!




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